今年も早くもう7月。梅雨真っ只中。
雨で濡れた窓をみると、Silvettiさんのアルバム:Spring Rainのジャケットがふと思い浮かびますね。
傘をした女性のシルエットのジャケットが一般的ですが、スペイン盤のジャケットはコレじゃない感出てるジャケットに仕上がっています。気になる方はDiscogsをご覧ください。
ジャケットの話は以上にして、続いてSilvetti氏とアルバムの内容に話を進めます。
Bebu Silvetti
Bebu Silvetti、一般的にはSilvettiと呼ばれています。1944年アルゼンチン出身。2003年7月5日に亡くなられています。
6歳からピアノを習い始め、10代の頃はジャズバンドを結成し、いくつかグループを掛け持ちしながら活動。そして、21歳の時に貨物船に乗り込んで(これほんと?)スペインのバルセロナへ渡り、現地でピアニストとして仕事をされていたようです。その滞在中に奥さんと出会ったとかないとか。
20代半ばにはメキシコへ移り作曲活動を始め、その数年後に再びスペインへ戻り、Spring Rainを作曲するに至ります。
Spring Rain以外にも多くの作品があり、Hipavox(スペインにあったレコード会社)、SALSOULからリリースされています。
Spring Rain
70年代のディスコ旋風が巻き起こる中でリリースされた曲:Spring Rainは大ヒットを記録し、Silvettiさんのその名を知らしめる重要なものでした。曲と同名のアルバムであるが1977年にリリースされています。それが今回紹介するアルバムになります。
アルバムに収録されている曲はディスコ・サウンドだけでなく、イージー・リスニングなものもあります。Silvettiさんのピアノの美しいメロディに加え、特徴的な女性のスキャット、バックのオーケストラの演奏でゴージャスに彩られた曲が多めです。
代表曲であるSpring Rainは、電気グルーヴのシャングリラでサンプリングのネタとされていたり、またはカバーされていたりと広く知られていることがわかります。代表曲以外にも同アルバム収録の曲がお店のBGMでかかっていたりして、知らぬ間に耳にしていることがあるかもしれません。(この間、近所の西友でTwo Cups of Coffeeが店内で流れていました)
個人的にツボな曲は次の3曲。
- Spring Rain
- Two Cups of Coffee
- Contigo
特にContigoの20秒はお気に入りです。