Michel Lorin Et Son Ensemble ‎/ Musique Apprivoisée

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夏といえば海、熱い砂浜、そして甘い果物? そんな暑い海を彷彿させる曲を収録したMusique Apprivoiséeを紹介。

7月末まで梅雨が続き、雨の毎日でうんざりしていましたが8月になってようやく夏らしい陽気になりましたね。ショッピングセンターにも葡萄や桃のいろんな品種も並び、すっかり夏模様です。こんな陽気には海で波の音でも聞いてのんびりしたいですね。

そんな夏を彷彿させるRelaxingな曲を収録した作品を紹介したいと思います

Michel Lorin

そんな曲を手掛けるMichel Lorin氏は、1937年の仏国ヌムール出身で5歳からピアノを習っていたようです。他にアコーディオンも演奏し、1957年にアコーディオンで優秀賞を受賞。その後はヴィブラフォンなどの打楽器を演奏するようになり、1960年にパリ国立音楽院で最優秀賞を審査員満場一致で得たようです。

1970年にはミチェル・ルグランやポール・モーリア(EasyListening界隈で著名な音楽家)らと来日していたようです。

また、音楽活動と同時に1975年から2000年までは、奥さんと共にパリの音楽学校で指導されていたようです。

参考: http://societe-musicale-de-riberac.e-monsite.com/pages/notre-president.html とジャケット裏面に記載されている紹介文より。

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作品について

この作品を作ったのは、Michel Lorin氏が35歳の時のようです。なので、この作品は1972年かその後数年頃にリリースされたものと思われます。(特に記載がなく、インターネット上でも特に見当たらなかったのであくまで憶測)

Epervierというフランスのレーベルから出ているものです。同じくレーベルで作品を出しているAndré Lutereau氏と共同の作品が収録されています。全体的にハイクオリティで清々しい曲が多いです。

「DOUCEUR TROPICALE」「TILBURY BALLADE」「SOLEIL INCOGNITO」「MERVEILLEUSEMENT VOTRE」などリピートしたくなる名曲揃いです。

中でもDOUCEUR TROPICALEは至高…です。まさに夏...浜辺でのんびり波を眺めている時のような穏やかな気持ちにさせてくれる、そんな曲です。

ぜひ、レコードで針を落として楽しんでいただきたい作品です。