Midas Touchなるジャズ/プログレッシグロックのバンドが英国のライブラリーレーベル:Peer International Library Limitedに残した作品:Earth Shakerについて記事で取りあげたいと思います。
Midas Touch
メンバーについては知らなかったのですが、Discogsに記載がありました。そちらを参考にさせていただきます。
- Harry Rabinowitz (キーボード)
- Martin Kershaw (ギター)
- Dave Richmond (ベース・ギター)
- Harold Fisher (パーカッション)
以上の4名から構成されていたバンドでした。各人、主にライブラリー音源の作曲・編曲をされていたようで、他のレーベルでも作品をリリースしています。
Earth Shaker
このジャケットのデザインはJack Mooringという方のものです。
同レーベルでリリースされている他の作品のジャケットも描かれているようです。1976〜1979年の作品にクレジットがあります。
続いては収録曲について簡単に触れたいと思います。
1曲目のタイトル曲:Earth Shakerからはじまります。その名の通り、不穏でメロディで、かつダイナミックな感じの曲です。曲終盤のエレキがカッコイイです。
2曲目のCountry Mattersに続きます。1曲目と売って変わり、ゆったりとした、どこか哀切なメロディの曲です。旅番組とかで流れてそう。1曲目の雰囲気に続き、この曲を次にするあたりはツボ。。。個人的にイチオシです。ほっと一息つけたいときのお供ですね。
他にも刑事映画で流れてそうな内容のBlack Bison。完全に情緒不安定になりそうな変わり種のIntimations(曲名通り「暗示、何となく感じる不安」を感じさせる内容)など、独特な内容のものが揃っています。
そして、トラックリストの最後を飾る曲:Half Timeは明るいマーチ(子供番組向けの音源?)で、リスナーをズッコケさせるちょっとしたオチが待っています。
ジャケといい、色々と楽しませてくれる一品です。