Jacky Giordano / Henri Giordano

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ライブラリ音源レーベルに多くの名作を残すJacky Giordano氏の作品を紹介。

Jacky Giordano

本名をJacky José Giordano。生まれはアルジェリアの首都・アルジェ。音楽院の教師であったJanvier Giordanoの息子さんらしいです。

パリの国立音楽院で学び、コマーシャルなどの音源(ライブラリ音源)の編曲者、または鍵盤奏者としての活動がほとんどのようです。作品は主にライブラリ音源レーベルL'Illustration MusicaleMontparnasse 2000から出されています。また、他にも名義を変えてMusic De Wolfeでも作品を出していたようです。

彼の作品の中で人気が高い「Organ」(1977年)と「Organ Plus」(1978年)があります。全編に渡って力強いオルガンの演奏が、心掴んで離しません。

Organの方のお気に入りはの以下の曲です。

  • Hey Taxi!
  • Latest News
  • Owls Night
  • Project Problematic
  • Lonely Walk
  • Cloudy Night

Hey Taxi!の軽快さは聴いているだけで楽しくなります。Project Problematicのような疾走感ある曲も最高です。

Organ Plusの方のお気に入りは以下の曲です。

  • Hitch Hiker
  • Skate Board
  • Self Confidence
  • Curiosity

Organ Plusの方はエレピの音も目立ち、Organとはまた違った印象の作品です。Skate Boardの冒頭からのハモンドオルガンの音がカッコよすぎます。

オリジナル盤が高くて手が出せない作品ですが、実は再発され(待ってました!)、さらにSpotifyでも聴けるようになっています。気になる方は是非!

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Henri Giordano

Jacky Giordano氏の別名義だと思っていたのですが、どうやら兄弟らしいHenri Giordano (アンリ・ジョルダーノ) 氏。

彼が出している作品にTiming No.13 Brazil (1976年?)があります。シンセ、エレピによるジャズ・サンバの曲で上品で爽やかな感じです。

この感じクセになります!

こちらは再発やストリーミング配信されておらず、物を入手しないといけないですが、こんな作品もあるよということで紹介させていただきました。

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