Brian Bennett / Nature Watch

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ブライアン・ベネット氏が手掛けた自然をイメージした電子音楽作品を紹介。

ライブラリ音源を探っているとよく名前を見かけるブライアン・ベネット氏。10代の頃からドラマーとして活動され、1970年代(30代のあたり)から映画音楽やテレビ向けの音楽の作曲、編曲やレコードプロデュースをされている方です。

彼が手掛けた作品の中で、個人的に気に入っているのがNature Watchです。

ドラマーである彼の作品なので、打っている曲ばかりかと思いきや、実はそんなことはなく全体的にリラックスできるアンビエントな曲調の電子音楽です。Boards of Canadaといったアーティストが好きな方でしたら、特に楽しめると思います。

あと、何よりジャケットがとても気に入っています。

実はこのジャケット以外のバージョンもあるみたいです。知らなかった。。。調べるといろいろと出てきますね。

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この作品はBruton Musicというイギリスのレーベルから出ています。このレーベルはライブラリ音源を数多く出しており、他のKPMといったレーベルの作品と違って、1つの作品ごとにジャケットにイラストがあって集めていて楽しいところがあります。(あと単純に区別がつきやすい)

そもそもライブラリ音源は一般向けではなくテレビ・ラジオ局といった製作者向けの音源なので、特にジャケはこだわらないくてもよいのかもしれないですね。

ジャケット裏面にトラックリストと曲ごとにキーワードが添えられていて、どんなシーン向けの音源かどんなイメージの音源かがなんとなく分かるようになっています。

例えば、この作品で言えば「Early Spring」という曲には「Shimmering and sparkling. Hushed.」(きらめき。静まりかえった。)他に「Earthborn」は「Soft, suspended.」とキーワードが記されています。ライブラリ音源の作品のほとんどにこういった情報が書かれていて、一般の商品とは違って「どんなところで使われるんだろう」とか考えながら聴けるのもライブラリ音源の面白さの1つなのかなと思っています。